すたぶろ

だから,アニメは楽しい.スタジオゴルゴンゾーラ制作部公式ブログです.

仕上げ、動画をやる

中澤FHD

ドーモ、ミナ=サン。動画の中澤です。醤油で甘辛く味付けした丸い揚げ煎餅の名前が関東では「歌舞伎揚げ」、関西では「ポンチ揚げ」というのだということをちょくちょく感じる今日このごろです。

最近はC88に向けての制作が急ピッチで進んでいるため、音響よりも仕上げとしての作業が(気持ち)多めです。 今日はそんな中ボーッとしながら作業していたらブログ記事のためのネタを記録しておくことを忘れていたました。やっちまったぜ……。

とりあえず本日の田野さんたちの成果から。

新しい顔だ

デン。

何が変わったのかといいますと、『眼』でございます。

修正指示前の顔

修正前はこんな感じ。 まぶたの下に入るカゲの位置からして違うのがよく分かるんじゃないかと思います。 田野さんによると、「なんかイッちゃっている印象があった」とのことで、瞳だけではなく目の大きさ自体を変更したとのこと(私は最初良くわかりませんでした)

なんかいた

先日出来た設定画と比べると、修正前のモデルが少しこわく見えてきます。ああもしかしてイッちゃってるってこういうことか。

眼の調整

この目の修正には、田野さんと藤田さんが丹精込めて作り上げた自作ツールの機能を使って行ったようです。 確か以前は目が描かれているポリゴンをいじいじすることでやっていた覚えが。そのとき顔の部分を消してやっていた気がするので実際に見ながらできるのは大きそうですね。

さてその間私は何をしていたのかというと……。

何かネタがないかうんうん唸っていたところ、ちょっと前に「昔に比べて原画・動画は大変に、仕上げは楽になったのに給料に反映されていないのがおかしくない?」みたいな記事を見かけたのを思い出しました。

[caption id="attachment_6251" align="alignnone" width="1024"]E9-9B-91-E3-82-B3-E3-83-A9 確執イメージ図[/caption]

このスタジオゴルゴンゾーラでも、動画と仕上げの間では色々と確執がありました。

仕上げは動画に対して「なぞるだけのくせに、合成(※)なぞめんどくさい指定や綺麗に出ない線を描きやがって……」と思っていたり、逆に動画は仕上げに対して「大した作業していないのに文句はいうわ細かいところにツッコミ入れてくるわで鬱陶しいんじゃ」と思っていたりしていました。

(※)「合成」とは……原画で同じレイヤーに属する動きの中でキャラクターの一部のみを動かす場合に、動かない部分と動く部分を分けて描くこと。描く方は動かない部分の作画を減らすことができるが、仕上げで全部一つにまとめなければならないため非常に面倒。

そこで思ったのですが、実際のところ、動画作業はどのくらい大変なのでしょうか。 時間もそこそこありますし、今日は実際の動画の作業をやってみることにしましょう。

と、いう訳で本日はこちら。

仕上げ、動画をやる

それではいってみましょう。

今回の課題

……先日都合よく出てきましたこちらを使いました。 ラフ案

デデン

今日二回目の登場。設定画のラフ原画です。 以前の動画もこのぐらいのクオリティだったのでちょうどいいでしょう。

しかし私は絵が壊滅的にうまくない

ZAWA

……自分の傷をえぐるだけなので上の画像については触れませんが。ともかく絵を描くのが控えめに言っても上手ではありません。 そういえばここ最近まともにペンも握っていません。そんな奴が紙にいきなり描いてもうまく行きっこないので、本日はこのツール

使用ソフトはStylos

Stylos

このブログでは頻出単語の「RETAS Studio」に付属している、デジタル作画をするためのソフトです。

これの「曲線ツール」を使用して作画します。

クイッ

基本的にはこんなかんじです。 始点と終点をドラッグして決めて、その後カーブの具合を決定するというかんじ。

スクリーンショット 2015-07-12 21.16.52

スイッスイッスイ。

おおお。意外といけるぞ。 気分的には1から始める仕上げ修正と同じ感じです。 このあたりから「なんだ動画マンたち、こんな楽な作業にあんなに時間を費やしていたのか……?」と思い始めることに。

問題発生

スクリーンショット 2015-07-12 21.28.49

しかしここで困ったことが発生。

瞳の部分は原画でとても入り組んでおり、どの線が正しいのかわからない状態に。 絵が壊滅的にダメな私としては適当に引いてみますが、なんかよくわからないグチャグチャに。

この原画から、汲み取るべき正しい線がどれなのかを選択するのが非常に大変だということがわかりました。

ふだんなぞっているの

ちなみにこちらは普段仕上げに回ってくる動画です。 ラフ線がなく、こちらも何も考えずになぞることが出来ます。めちゃくちゃ楽です。

P1020589

なんかよくわからないけどゆっくりのんびり描いているようで、実際のところ慎重にやっていたということですね。

スクリーンショット 2015-07-12 23.20.11

この時は本当に調子に乗っていてすみませんでした。

動画の偉大さが(今更ながら)わかったところで今日はおしまいです。 それではまた今度

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