すたぶろ

だから,アニメは楽しい.スタジオゴルゴンゾーラ制作部公式ブログです.

Opentoonzはつらいよ

 

f:id:ktmuller:20171210225431p:plain

どうも、三浦です。
ゴルゴンゾーラ部内 Opentoonz ハッカソンが始まっています。
だがしかし。つぶさにソフトの動作や仕様を理解していないのが悪いのだが。
(細かいところで)やっぱつれぇわ・・・。

とりあえずつれえポイントそのいち。

f:id:ktmuller:20171210223553j:plain

 ついさっき開いて保存したばっかりのファイルをうっかり忘れちゃう。
私も3歩歩くと物事を忘れていますがなんとも親しみを感じる忘却力。
ちなみに「InbA」以外のやつらはすべて同じフォルダに入っています。
ほかのファイルはなぜ無事なのか・・・

つれえポイントそのに。

f:id:ktmuller:20171210223704j:plain

これのヒモの切り方がわからなくなる。
解決策はインターネット上の電子の妖精に教えていただきました。ナイスガイ!
ちなみに正解はヒモの上を右クリックして削除か、ヒモをクリックしてデリートキーでだそうです。
つい最近 3D ソフトである Blender で似たような機能の試験をしたのが仇になりました。
先入観はヨクナイ。

つれえポイントそのさん。

f:id:ktmuller:20171210224223j:plain

この画面はありていに言うと画像の新規作成といったところです。
赤い線のところに注目。単位が「ミリメートル」やんな?

f:id:ktmuller:20171210224431j:plain

お次の画像。ありていに言うとどんな風に画像を読み込むかという画面です。
赤い四角の中の単位は「inch」と「ピクセル」。
いや単位を統一しろよ、と声を大にして言いたい。
情け深いことにさっきの「ミリメートル」の記入欄に「〇〇 inch」と単位をつけて入力すると自動で「ミリメートル」に変換してくれます。
だがしかし。わかりにくい・・・。

Opentoonz は古くはカメラでフィルムを撮影していたというころのアニメーション撮影を忠実に再現したと思われるので単位になんらかの意味があるのかもしれません。
この1例にしても目的や機能が異なる場面を切り取っているのでそりゃあ差異があろうってもんですが、ソフトウエア慣れしていない人やアニメーション初心者を相手にこれを使って「アニメ制作レッツトライ!」というのはあまりに・・・。

まじめな話、公式にデモ用の機能を把握しやすいサンプルデータが配布されているというわけじゃありませんし細かな仕様をしたためたマニュアル類も皆無(設定項目やチェックボックスなどがどういった影響を及ぼすのか割と不明瞭なところが多い)というありさま。
既に技術者であったりソフト慣れしている方ならともかく、これでは初心者釣れないよ・・・。
私個人の活動だったら賭けてもいいですがそっと元のソフトに戻ってます。

 

視点が変わって田野さんサイド。

f:id:ktmuller:20171210230805p:plain

トップ画像にも選んでいるこのシーンですが、田野さんが頑張って Opentoonz 内で作成されたレイアウト画像です。
Opentoonz のほめるべき点としては編集や音響以外のアニメーション工程のすべてをカバーしうるというところ。

f:id:ktmuller:20171210230343p:plain

画像だとわかりにくいですがこれは私がすでに作成していたシーンのファイルを用いて田野さんが作業をしているところです。
同一のタイムシートを開くことができるので私の作業が終わったぞというひとこえさえあれば即座に作業を開始することができます。

以前の AfterEffects を用いる撮影ですとエクセルファイルで別途タイムシートの受け渡し用ファイルを作成する必要があります。
極端に作業と阻害される、というほど時間をとられませんが入力する時間が必要とされるのは確かですし管理するファイルが増えてしまいます。なにげに我々クラウドサービスで管理しきれるファイル数の限界どつき始めてますからね。
これら一切の手間を省けるのは Opentoonz のなかなかおいしいところ。

ただ、なんだかんだただで済まされないのが Opentoonz のかわいいところ。
このレイアウト作成にもひと悶着あったりします。

f:id:ktmuller:20171210230958p:plain

顔をなんか赤い線が横切っています。運命の赤い糸ってわけじゃありません。
ただ単に Opentoonz が己の思うがままに線を描いてくれただけです。
公式フォーラムでも書き込みが散見されましたが時折ペンタブレットと相性が悪いのではないか?という事態が発生します。
なんなんでしょうね、これ。ペンタブの制御ソフトのバージョンを古くしてもダメっていう報告を見たことありますからどうしたいいんでしょうね。これ。

f:id:ktmuller:20171210231229p:plain

イェイ。これは田野さんの入力ミス。

ペンツールはほかにも困った点があり、これは私のも牙をむいてくれたのですが・・・
思ったように線を引けない。引けないのである。
どういうことか?

デジタルドローイングソフト(正確にはペンタブとのセット)はセンサーの感度が高いがゆえに人間の手のこまかいぷるぷるまで拾ってしまいます。
これをほっておくとどうなるかというと描かれた線がちぢれ麵みたいになります。
そこである程度きれいな線になるよう自動で修正してくれる機能があります。
そしてどんなソフトでもその修正力を調整できるので皆々様好みの力でお絵描きされています。

これが。

Opentoonz だと強すぎる・・・。修正力の調整自体は可能ですが・・・それでもなんか強い。
おかげさまで思ったところから線を描き始められないし思ったところで終わらせれらない。なんなら太さも思い通りにならない。
ペンツールにもいくらか種類があるのでそちらを調整すれば多少改善できるのですが他のソフトと比較しても圧倒的に操作感が悪い。

もうちょっと、がんばってくれ!ベクタライズ機能はめっちゃいい感じなんだから!

まあ、我々ゴルゴンゾーラの野望のためこれからも Opentoonz での制作をやめることはないのですが・・・

ちょいといばらの道という本日の記事でした。そのうちつれぇわ案件そのにの記事が描かれるかもしれません。

本サイト上の全ての文章,画像は特に明記のない限りスタジオゴルゴンゾーラの著作物です.