どうも、動画の藤田です。
いきなりですが動きます。 ここ最近制作していたLive2Dのモデルを(勝手に)利用して 自分なりに動きを付けてみました。
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実は投下済み |
酷い書かれ方です。
ここ連日、田野さんがLive2Dの話題を連発していますが、よく見ると いきなりモデルが登場しています。 はっきりと作り方を説明していた記事は無かったかと思いますのでここで書こうかと思います。
簡単に言ってしまうと、LIve2Dで動かすための人形です。 1度作ってしまえばあとは自由に動かせるのが利点です。
モデルは、2つの要素から出来ています。 デフォーマとテクスチャです。
デフォーマとはLive2D上で実際に動く3Dの人形です。 イメージとしては最近、仲間になったトルソー君↓のような感じです。
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トルソー君 |
これをグリグリ動かしているのですが、このままだとただの棒人間です。 表面にキャラクターの顔だったり服だったりを張り付ける必要があります。
この時、張り付ける画像がテクスチャです。
Live2Dは張り付けたテクスチャをデフォーマの動きに合わせて変形してくれるソフトなのです。 (デフォーマに動きを付けるソフトもセットですが)
さて、本日の内容はずばり「テクスチャの作成」です。
手順としては従来のアニメーション制作と似ています。
今まではザックリ書くと
詳しくは特集に書いてあります。
<特集 アニメを作る!> 第1回 原画編 http://blog.gorgonezola.com/2014/11/make-animation-1.html 第2回 取込み/原撮編 http://blog.gorgonezola.com/2014/11/make-animation-2.html 第3回 動画編 http://blog.gorgonezola.com/2014/11/make-animation-3.html 第4回 動画検査編 http://blog.gorgonezola.com/2014/12/make-animation-4.html 第5回 スキャン・仕上げ編(1/2) http://blog.gorgonezola.com/2014/12/make-animation-5.html 第6回 スキャン・仕上げ編(2/2) http://blog.gorgonezola.com/2014/12/make-animation-6.html 第7回 美術編 http://blog.gorgonezola.com/2014/12/make-animation-7.html 第8回 撮影編 http://blog.gorgonezola.com/2014/12/make-animation-8.html
では、Live2Dの場合はどうなるかと言いますと
という流れになります。
順に説明します。 1.モデル原画
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モデル原画:アイカ |
従来の原画に似た感じになっています。
これを元にテクスチャ原画を作成します。
2.テクスチャ原画
モデル原画をパーツごとに分割したものです。 これも描き方は従来の原画と同じ感じになっています。
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顔テクスチャ一覧 |
顔だけでこの枚数になります。 田野さんが一生懸命考えて、なるべく枚数が少なくなるように配置してるそうです。
3.テクスチャセル
テクスチャ原画を彩色可能なように描き直したものです。 ここの描き方は従来の動画工程と同じものです。
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前髪部分 |
僕の作業は主にここです。(ここしか無いとも言う
4.彩色 読んで字の如く色塗りです。 中澤さんとかが塗ってくれます。
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オソロシイコ! |
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つぶらな瞳 |
全部完成したものがこちらになります。
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全て重ねています |
これをLive2Dに投入すると……
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アイエー |
見事にバラバラです。 およそ30個近いパーツになってます。 適切に配置しておけばあとはLive2Dが自動でやってくれます。
これが
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最強トルソー君 |
これに張り付けられて動かせるようになるわけですが……
キャラクターによっては頭の大きさだったり肩幅だったりと、いろいろ違うわけで すんなりと動いてはくれません。
素のままで動かすと確実に
モデルが破綻するわけです。
モデルの修正については ゴルゴンのLive2D!!モデルの破綻と修正 http://blog.gorgonezola.com/2015/01/live2d.html に書いてあります。
以上がテクスチャの作成です。 作るのは簡単ですが、修正が非常に大変です。
デフォーマの設定についてはまた今度書きたいと思います。 では!