どうも「演出」の田野です. 前作までは演出という部門がありましたが,どうせ一人しかいないので動画に吸収合併されました.
ちょうどこの前の脚本打ち合わせで,だいたいのストーリーが決まりましたので,実際の映像を考える段階に移ってきました. ここで活躍するのが動画編集ソフトの「Adobe Premire CC」です.
別に面白いこともないのですが,いまいち僕が何をやっているか伝わらないので,ここいらで取り上げようと思います.
本番の絵コンテに似ていますが,これは「ラフコンテ」と呼んでいるもので,本番コンテの下書きになります. 下手に書き直せると,いつまで経っても進みませんので,書き直せないようにペンでごりごり書き進めます.
このラフコンテをよく見てみますと,秒数欄が全て空欄であることが分かります.
本番の絵コンテではもちろん秒数が決められています. しかし,この段階では秒数を確定せずに,ラフコンテから実際の映像にしてみてカットの長さを考えていきます.
こういうの流行している言葉だと「プロトタイピング」って言うんですかね.
この仮組の映像は「ライカリール(leicareel)」と言います.
ライカリールで検索すれば,もっと出来の良いライカリールがヒットしますので,そちらを見てもらった方がわかりやすいかもしれませんね. (※このブログでも以前,ライカリールについて触れた気がするのですが,検索してもそれらしい投稿が出てきませんでした.見つけたら教えてください)
この段階で「効果音(SE)」や「仮素材BGM」も挿入していきます. SEは音響で用意してもらう場合もありますが,多くは演出で勝手に準備します.
音響の中澤さんは,この段階でBGMの制作を始めているということですね.
いつも何もやってないように見えますが(たいてい何もしていないです) 肝心なところでは,しっかり仕事をしているようです.
これらが分散していると色々面倒な事になります. ダウンロードフォルダから直接音声ファイルを読み込んでいた場合,ダウンロードフォルダを間違って全て削除したとき,音声ファイルまで消失ということがあり得ます.
AfterEffectsだと「ファイルを収集」というコマンドで素材をプロジェクトフォルダに集めてこられます.ですがこのコマンドはPremireには存在しません. では,Premireだとどうすれば良いのでしょうか.
Premireでは「プロジェクトマネージャ」を使用して素材を集めてきます.
「ファイル」メニューの一番下にある謎の項目です. 「保存先パス」を適当に設定した後,「OK」を押すことで素材が指定したフォルダに収集されます.
これで適当に素材を集めてきても大丈夫ですね.
そういえば,さっき見つけました.実に軽く,ごく軽く触れられていますね. (こちらの記事です)
使っているソフトは同じくPremireです. 森の奥停留場制作のごく初期には「Aviutil」も使用していましたが,やはりPremireを使うようになると手放せませんね.
今日の所はこのくらいです. また明日も頑張ります.