どうも動画の田野です. (アンドル=ドラゴンです.今日も連合の犬どもを燃やし尽くすぜ)
梅雨も明け,猛暑が続く毎日ですが,いかがお過ごしでしょうか? 東京にも台風が接近していて,久々に大荒れの天候となりそうです.
さて今日は,先日のブログにて紹介されました,主人公ユニの新しい服装について取り上げます.本来ならば設定から服装をモデリングしていきますが,今回は設定を飛ばしてラフモデルを作りました.
上の画像は藤田さんがセットアップを済ませた後のものです. 動かしてポーズを取らせると,それらしさが増すような気がします.
では,ここに至るまでの3時間を振り返ります.
最初から作りますと,非常に時間がかかりますので,流用できるところは全て流用していきます. この服は,先日作成したスチールで使用したモデルの服装ですね.モデリングをしたのは三浦さんです.
黒にすると,エッジの表示が見やすくなりますね.マテリアルを白にすると,ほとんど何も見えなくなって作業がしづらいです.
オブジェクトを眺めていると,肩のラインが気になりますので,すこし形を整えます.
余談ですが,この肩の部分「ボブ」って呼んでいる同級生がいました. 中学生の頃の話ですが,あの語源って何でしょうか?やっぱりボブサップかな?
こういったパーツの流用が出来るのは,3Dの素晴らしいところですね. 試作のスピードが格段に上がります.
ついでに,今回作る服は「エプロンドレス(?)」ですので,不要になる旨のボタンも削除しておきました.
こちらも身体のジオメトリを複製して,形を整えていきます. 今回作成するのはビブエプロンというもので,首で回して留める形のものです. インターネットで画像を検索しつつ,作っていきます.
既存のポリゴンを使うことで,他のオブジェクトと形が合わせやすくなります. スムージングをかけた後の形の調整や,セットアップが楽になりますよね.
オブジェクトのカラーをすぐに黒に戻しました. やはり見づらかったです.
横の部分の形を綺麗に出すために,適宜折り目をエッジに付けていきます.
このまま何もしないと,エッジが丸まるので,変な形になってしまいます. 形状をぱりっとさせるため,ターボスムーズを適用したり解除したりしながら,最適な折り目を探します.
ターボスムーズがかかると,オブジェクトが少し小さくなるので,ここから更に形を整えていく必要があります. 服より少し大きくしたつもりでしたが,更に服の方が一枚上手だったようです(?)
大まかな形をスケールで整えつつ,頂点をずらすことで修正します.
先ほど服を黒くしておきましたので,エプロンの白が映えますね. 少し形が悪いので,修正しておきましょう.
胸に沿った外郭の曲線を出す事にこだわりましたが,わりかし大変でした. 構造的には直線ですが,女の子らしさということで,外に凸の曲線になるように工夫しました.
正面からの配置を確認しつつ,頂点を動かす作業は意外と楽しかったです.大変でしたが.これで,エプロンの上部分はほぼ完成しましたので,下の部分に取りかかります.
余談ですが,上下を覆う「ビブエプロン」の他にも,腰から下を覆う「ウェストエプロン」というものがあるそうです.エプロン道は奥が深いですね.
一度Shift + ドラッグでポリゴンを延長した後,スケールで下辺だけサイズを拡張するとこのような形になります.すでにほぼエプロン.
こういった場合,クイックスライスで一気に面を切断できるのはとても良いですね. もっと頂点数を増やしても良かったのですが,頂点が増えれば増えるほど,後々調整が難しくなりますのでこらえます.
元々のスカートは今回の服には長すぎましたので,スケールを使って少し短くしておきます.あまり短くしすぎると,それはそれで問題なのでほどほどに.
喫茶店とかに居そうな感じがします.
何でエプロン付けてるの?という質問はしないでください.かわいいからそういうファッションです.
このオブジェクトも,上手く直線を出す為に適宜折り目を付けていきます. リボンの原型も,他のモデルから借用してきます.ただ,リボンが伸びている部分がありませんでしたので,そこだけ付け加えました.
思ったよりも良い感じのリボンが出来ましたので,これを使って襟にアクセントをくわえましょう.
胸の部分が全て白でしたので,黒いリボンを付け足すことで締まりがでました.
下に着ているワンピースも,少し形を整えています. ウェスト部分を大きく上に持ってきましたので,よりアニメらしい体型になりました.
基本はポリゴンの流れを変更せず,頂点を移動し,折り目を付けていくことで狙った形を出していきます. 地味ですが,ココの白とエプロンの白は色が違います.微妙なこだわりです.
スカートを膨らませるための補助スカートですね(?) 形はほとんど同じですので,スカートをそのまま複製して,大きさを変更して対応します.少しスカートの裏から覗かせるように,回転してあります.
クイックスライスで面を作って,そこに別マテリアルで色を差していきます. 本当はもっとたくさんラインを入れたいのですが,あくまでもラフモデルなので,適当なところで留め置きます.
脇道にそれますが,遙か遡って数ヶ月前に作ったヘスティアのモデルから,マテリアルに変更はありませんでした. そのため,マテリアルブラウザをよく見ると「bell」であったり「bell_ac」といった名前が見て取れます.これはヘスティアの髪飾りのことです.
この長さの袖って,何というのでしょうか? やはり半袖なのでしょうか. (ファッションは難しいですね)
特に意味は無いですが,時間も余りましたので. さらにかわいくなりましたね.
試しにレンダリングしてみました.
まだラフの段階ですが,だいぶ雰囲気が出てきましたね. このラフモデルを基にして,実際の絵を作っていくことになります.
予定では今週末から,動画に入りますので(遅い!)これから更に面白い更新が出来るかなと思います. お楽しみにお待ちください.
こちらも同じ手順だったので,詳細は省きます. まだセットアップが終わっていないので動きませんが,楽しい画になりそうです.
声も届き初め,効果音の選定も始まっています.もうマスターアップまで3週間を切っていますが,果たして間に合うのか,ご注目ください.
明日も頑張ります.