うだるような暑さが続く中,いかがお過ごしでしょうか. ゴルゴンゾーラでは先日からリコンシートというものを制作に導入し,いよいよ制作をしているという雰囲気が漂い始めました.
緊張感も次第に生まれてくる時期になってきましたが,今日は気の抜ける話題です. カットごとに担当者がリコンシートを仕上げていくのですが,提出されたシートはフワフワなものばかりでした(導入初週ですから大変面白いですね)
なにせ新しい用紙ですから,色々と勘違いが多いのです. 今日はその勘違いをまとめてみました.
まず提出された用紙に,なぜか制作部のロゴが入っていませんでした(海賊版かな?) 本人曰く,印刷サイズを間違えたかな?とのことでした.
一見問題はないように思えますが,大きな問題があります.
本当ならタイムラインの番号は,アクションの番号と一致しているはずでした.
写真の切り抜きを間違えてしまいましたが,アクション欄の記載に番号が振ってあり,タイムラインでその継続時間を指定するというのが想定していた形式でした.
果たしてこの番号は一体何を意味しているのか,とても気になります. 23という大きな番号もありますし,1などの小さな番号もあります.
丁寧に書き込んであって,わかりやすい指定なのですが,このタイムラインの無法地帯さが玉に瑕ですね. また今度聞いてみることにしましょうか.
さて藤田さんの作品です(ロゴが印刷されていますから,これは正規品ですね!)
こちらも丁寧に書き込んであって,わかりやすいですね. ただ,タイムラインがすっからかんなのが気になるところです.
無秩序に並ぶ,バツ印と番号.
この分かりづらさは尋常ではありませんね(これが動画に回ってくると大変でしょうね) せめて継続時間を示す縦線は欲しかったものです.というか,藤田さんは前作・前々作でタイムシートによく触れていたはずなのですが,どうしたことでしょう.
同時にアクションをさせたい場合に複数のタイムラインが必要ですから,そのために設けています. ですが,意図がうまく伝わらなかったのか,上の画像では,Aを体,Bをファイル(フォルダーの間違いです)Cを目(眼の間違いです)に割り当てています.
結局部品ごとに分けても,アニメーターがキーを打ちなおすので,関係なくなるんですよね.
むしろキーを振りなおすのが大変になりますので,このやり方は良くないのですが黙っていました. これはこれで面白いですね.
新しい用紙を導入すると,このように千差万別な面白さがあります.
今回は「勘違い編」をお送りしました. でもなんだかんだ言って,みなさん書いている時はすごく楽しそうでしたよ.
また明日も頑張ります.