最近紙に線を書いてばっかりなので,たまにはコンピュータでの作業も取り上げてみます.
上の画像は,本編シーンで使うために制作した計算機室のシナリーです.シナリーについては少し前に取り上げましたね.映像を作るための「舞台」のようなものです. 映像に直接出ることはありませんが,レイアウトをとったり,キャラクターの動作を考えるのに重要です.
今回は,この計算機室のシナリーを作っているところをご紹介しようと思います.
既存のシナリーを使っているので,面倒なレンダリング設定やマテリアルの作成は全て済んでいます.これならすぐに終わりそうです.
今回は計算機室ということで,プログラムカードを受け渡すためのカウンターを作りました.ここでプログラムが打ち込まれたパンチカードのデッキを計算機技師に渡すわけですね.
これ一台に制御回路,演算回路,電源装置がまとまっています.各装置には引き出しが付いていて,破損した部品をすぐに取り替えられるようになっています. もちろん取っ手までモデリングしています.
フレームは木材,マシンケースは合金です.マテリアルも素材に合わせて変更しておきます.あまりポータブルな計算機ではないですね.
同型機を2台設置したら,部屋が狭くなったので延長しておきます.
本来の設定では,同型機が3台設置されていたのですが,実際に実物大で作成すると到底収まらないので2台にしました.
しかしこうしてシナリーを作成していくのは,とても楽しいですね. 三浦さんも「俺もシナリー作るぜ」とか言っていたのも分かります.残念だったな.
それぞれの計算機のマシンケースには,しっかりと名前が付いています.各計算機は入出力器,主記憶装置,主計算器,補助計算器で成り立っていて,オブジェクト名もその通り付けられています.
試しに主計算器を選択してみました.
…ん?
main_calclate_units001
(間違い)calclate (正しい)calculate
オブジェクト名を見ますと,こういった間違いがよくあります. 確認しましたら,補助計算器も間違ってました.
ずいぶん立派ですね.鎮座する計算機が良いキャラクターになっています.格好いいですね(想像力を働かせよう!)
さて,僕がシナリーを作っている間に,モデリングとセットアップも順調に進んでいます.次はそのお話が出来ると良いですね. 明日も頑張ります.